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大麻で逮捕の流れ|逮捕されない事件も?薬物犯罪ニュース

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大麻逮捕されたらどんな流れで捜査をうけることになるのか…

  • 逮捕ニュースから大麻事件の流れは解けるのか
  • 大麻で逮捕された後の流れが知りたい
  • 逮捕されない大麻事件の流れはどうなっているのか

大麻など薬物犯罪を多く取りあつかう弁護士が解説します。


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大麻で逮捕されるまでの流れを薬物犯罪ニュースから解く

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大麻に関する取扱いは、大麻取締法において規定されています。

大麻に関する禁止行為

所持

譲渡

譲受

栽培

輸入

輸出

など

このような行為が禁止行為として規定され、逮捕される可能性があります。

大麻取締法違反で逮捕されたというニュースから、逮捕されるまでの流れについて調べてみたいと思います。

Q1

ニュース①大麻所持でラッパー逮捕?

大麻所持でラッパーが警察に逮捕されたニュースをご覧ください。

販売目的で乾燥大麻を所持したなどとして、警視庁と秋田県警の合同捜査本部は28日までに、大麻取締法違反(営利目的所持)などの容疑で、ラッパー(略)ら2人を再逮捕した。(略)

2人はこれまで、別のラッパーの男(略)と共に大麻を密輸した疑いでも逮捕されており、警視庁などは(略)大麻の密売グループとみている。(略)

引用元:時事ドットコム(2018年06月28日12時19分)

販売目的で乾燥大麻を所持した容疑で、ラッパーが逮捕されています。

大麻の所持は違法行為にあたります。

販売といった営利目的の場合、

7年以下の懲役

7年以下の懲役および200万円以下の罰金

このような刑罰が規定されています。

大麻を個人的に使用するために所持することも違法行為です。

5年以下の懲役

このような刑罰が規定されています。

Q2

ニュース②大麻栽培の家宅捜索で逮捕?

大麻栽培は、家宅捜索がおこなわれる可能性があります。

家宅捜索によって大麻栽培の証拠がおさえられて、逮捕されたニュースをご覧ください。

民家で大麻草を栽培したとして、警視庁は、介護職員の男ら3人を大麻取締法違反(営利目的栽培)の疑いで逮捕し、13日発表した。(略)

同課は情報に基づき2月25日、3容疑者宅を家宅捜索し、覚醒剤約160グラム(末端価格約960万円)や大麻約420グラム(同約250万円)、MDMAなどを発見。

3人を大麻取締法違反(営利目的所持)などの疑いで現行犯逮捕していた。

引用元:朝日新聞(2018年4月13日20時20分)

民家で大麻を栽培した容疑で、警察に逮捕されています。

大麻の栽培は違法行為にあたります。

栽培した大麻を売りさばくなど営利目的の場合、

10年以下の懲役

10年以下の懲役および300万円以下の罰金

このような刑罰が規定されています。

大麻を個人的に栽培することも違法行為です。

7年以下の懲役

このような刑罰が規定されています。

Q3

ニュース③中学生でも大麻事件で逮捕される?

中学生でも、大麻事件で逮捕される可能性があります。

こちらのニュースをご覧ください。

SNSを通じて大麻を譲り受けようとしたとして、兵庫県警が同県姫路市に住む中学3年の女子生徒(14)を大麻取締法違反(譲り受け未遂)容疑で逮捕したと17日に発表した。

県警は同日、この生徒に大麻を郵送したとして静岡県伊豆市の無職の女(40)も同法違反(譲り渡し未遂)容疑で逮捕した。(略)

引用元:朝日新聞(2018年12月17日22時36分)

未成年の場合は少年法が適用されますが、成人とおなじように警察に逮捕される可能性があります。

逮捕された後は一般的に検察に送られ、その後、家庭裁判所に送られることになります。

未成年の逮捕の流れ

家庭裁判所での調査を経て、

審判が開始

審判不開始で終了

検察官送致で成人の刑事事件と同じ手続きにのる

いずれかのケースに分けられることになります。

(参考)「「刑事事件」刑事事件で大学生(未成年)の逮捕後の流れは?処分は?

Q4

コラム|大麻が合法な外国でも大麻で逮捕される?

大麻取締法は日本の法律ですが、日本国内における大麻に関する行為だけ禁止しているわけではありません。

大麻が合法な外国で大麻取締法違反の行為をおこなえば、逮捕される可能性があります。

法律の観点からいえば、大麻取締法違反に該当する行為を「日本国外」でおこなった日本国民は、日本で処罰されることになります。

したがって、逮捕される可能性はゼロではないということができます。

諸外国では、嗜好用の大麻を合法化する動きがあるようです。

米ニューヨーク州のクオモ知事は17日、嗜好(しこう)用としての大麻を2019年に合法化する方針を表明した。(略)

米国は連邦レベルで大麻を禁じているが、米紙によると、カリフォルニアなど10州と首都ワシントンでは嗜好用大麻が合法化されている。

引用元:時事ドットコム(2018年12月18日11時59分)

カナダではすでに大麻が解禁され、大麻使用が合法化されています。

とはいえ、日本国民なのであれば合法な海外の国で大麻を所持したりすることは違法行為となります。

渡航先の国で大麻が合法だからといって、手は出さないようにしましょう。

2

大麻で逮捕された後の流れ



Q1

逮捕~送致までの流れは48時間以内?

警察に逮捕されると大麻事件の被疑者は、まず警察から取り調べを受ける流れとなります。

その後、検察に送致される流れとなります。

逮捕から送致までの期間は、48時間以内と法律で定められています。

この期間は、警察署の留置場に入れられます。

刑事事件の流れ

刑事訴訟法を確認してみましょう。

司法警察員は、逮捕状により被疑者を逮捕したとき、又は逮捕状により逮捕された被疑者を受け取つたときは、(略)留置の必要があると思料するときは被疑者が身体を拘束された時から四十八時間以内に書類及び証拠物とともにこれを検察官に送致する手続をしなければならない。

引用元:刑事訴訟法 第203条 第1項

警察によって、大麻事件の被疑者は書類や証拠物と一緒に検察官に送り届ける手続きがとられることになります。

Q2

送致~勾留請求までの流れは24時間以内?

検察に送致されると大麻事件の被疑者は、検察から取り調べを受ける流れとなります。

検察官によって、勾留請求するかが検討されます。

送致から勾留請求までの期間は、24時間以内と法律で定められています。

刑事事件の流れ

刑事訴訟法を確認してみます。

検察官は、第二百三条の規定により送致された被疑者を受け取つたときは、(略)留置の必要があると思料するときは被疑者を受け取つた時から二十四時間以内に裁判官に被疑者の勾留を請求しなければならない。

引用元:刑事訴訟法 第205条 第1項

勾留請求されない判断が出されると、釈放されることになります。

裁判官によって勾留の必要があると判断されると、大麻事件の被疑者は勾留されることになります。

Q3

勾留・勾留延長~起訴までの流れは20日間以内?

勾留されると、大麻事件の被疑者は警察や検察から取り調べなどの捜査がつづくことになります。

勾留期間は、10日間と法律で定められています。

やむを得ない事由がある場合にかぎり、さらに10日間以内の勾留延長となる可能性もあります。

刑事事件の流れ

刑事訴訟法を確認しておきます。

前条の規定により被疑者を勾留した事件につき、勾留の請求をした日から十日以内に公訴を提起しないときは、検察官は、直ちに被疑者を釈放しなければならない。

引用元:刑事訴訟法 第208条 第1項

裁判官は、やむを得ない事由があると認めるときは、検察官の請求により、前項の期間を延長することができる。

この期間の延長は、通じて十日を超えることができない。

引用元:刑事訴訟法 第208条 第2項

勾留、勾留延長の期間は取り調べなどの事件捜査がおこなわれ、大麻事件における刑事責任を追及するかどうかが検討されます。

刑事事件の流れ

検察官は、勾留期間が満期になるまでに、

起訴

不起訴で釈放

処分保留で釈放

これらのいずれかが判断されます。

大麻など薬物犯罪では、薬物の所持量が少ないなどの場合は、起訴猶予による不起訴が得られるケースがあります。

Q4

起訴後の流れは1ヶ月後に裁判?

起訴されると、大麻事件が刑事裁判で裁かれることになります。

大麻事件の被疑者は、被告人という立場に変わります。

起訴されてから約1ヶ月後に裁判がおこなわれるのが通常の運用となっています。

刑事事件の流れ

大麻の単純な所持・譲渡の場合、初犯であれば、

懲役1年執行猶予3年

このような判決が言い渡されるケースが多くなっています。

執行猶予付きの判決が言い渡されたら、すぐさま刑務所に入れられることはありません。

(参考)「大麻の刑罰を解説|所持・栽培・使用の刑罰とは?所持量が微量なら不起訴もある?

逮捕後の流れをおさらい

大麻事件をはじめとした刑事事件における逮捕後の流れをくわしく見てきました。

一連の流れをおさらいしておきましょう。

刑事事件の流れ

大麻事件にかぎらず、どのような刑事事件でもこのような一連の流れで刑事手続きはすすめられていきます。

弁護士がついていれば、タイミングごとに必要な弁護活動を提案することができます。

弁護士への相談を希望される方は、0120-631-276までお電話ください。

3

大麻で逮捕されない事件の流れ

Q1

逮捕されない事件は書類送検される流れ?



警察に逮捕されないまま、大麻事件の捜査がおこなわれるケースもあります。

逮捕されて事件が捜査される場合と逮捕されずに事件が捜査される場合では、身体拘束の有無が大きなちがいとしてあげられます。

身体拘束による時間制限の点をのぞけば、どちらも同じような流れで刑事手続きがすすめられていきます。

刑事事件の流れ(逮捕されなかった場合)

通常、大麻事件など刑事事件を検挙した警察は、被疑者を逮捕しなかったとしても検察に事件を送致します。

このような逮捕なしでおこなわれる送致のことを、マスコミ用語で「書類送検」と呼んでいます。

書類送検とは

事件の被疑者は警察に拘束されず、証拠・書類などだけが検察官に送致されること

逮捕・勾留という身体拘束はありませんが、検察官によって大麻事件における刑事責任を追及するかどうかが検討されます。

刑事責任を追及するかどうかは、取り調べなどの事件捜査を経て判断されます。

取り調べをどのように乗り切るかが事件解決のポイントとなります。

Q2

逮捕されない事件でも起訴される?



逮捕されない事件でも、検察によって起訴処分とするかどうかの検討がおこなわれます。

書類送検によって検察が事件を受けたら、

起訴するか

不起訴にするか

検察官よってどちらかの判断が出されます。

大麻事件で逮捕されても逮捕されなくても、警察や検察に検挙されたらその後の適切な対応を取る必要があります。

弁護士にご相談いただくことで、あなたの事件に沿ったアドバイスをおこなうことができます。

アトムの弁護士にご相談ください。

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