5人の弁護士がこの記事に回答しています

保釈までの流れ|逮捕されたら保釈金はいくら?大麻・窃盗…事件別にみる

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逮捕から保釈までの流れは?

保釈請求の流れは?

保釈金相場はあるの?

逮捕や保釈・保釈金についての疑問について迫っていきます。

回答するのは、刑事弁護の経験をもつ弁護士です。

1

逮捕~保釈までの流れ

Q1

逮捕~保釈までの流れと期間は?

逮捕されたあと起訴されると、保釈によって身柄が釈放されることがあります。

逮捕・勾留された場合における刑事手続きの流れは次のとおりです。

刑事事件の流れ

保釈制度を利用できるかは、逮捕後の「起訴」がポイントとなります。

逮捕・勾留されてから起訴されるまでは、最大で「23日」の期間が設けられています。

逮捕後の流れについて詳しくはこちらの動画をご覧ください。

Q2

保釈は逮捕直後にできない?

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保釈は、逮捕直後の「被疑者」の段階で利用できる制度ではありません。

保釈されるのは…?

起訴された後の「被告人」の段階から

逮捕・勾留されているケースで起訴されると、裁判まで勾留は自動的につづくことになります。

通常は起訴から約1ヶ月後に裁判が開かれることになります。

保釈が認められると留置場などから釈放され、一旦、元の生活に戻ることができます。

日常生活をおくりながら、刑事裁判の準備を整えることができます。

保釈は保釈金を用立てる必要はありますが、身柄拘束から早期に解放されることになります。

刑事裁判までの約1ヶ月を、

留置場・拘置所といった刑事施設ですごす

自宅ですごす

刑事施設は制限があるなかでの生活になります。

自宅で暮らせるかどうかは、大きな違いではないでしょうか。

保釈できるのは逮捕からいつ?
被疑者被告人
期間逮捕・勾留

起訴前
起訴後

刑事裁判
保釈による釈放できないできる
2

保釈請求・申請の流れ

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保釈の意味とは?

保釈申請の流れを解説する前に、そもそも保釈とはいったい何なのか…

あらためて保釈の意味を確認しておきたいと思います。

保釈とは

保釈金を担保に、勾留中の被告人が釈放されること

起訴後の勾留は、被告人の逃亡や罪証隠滅を防いで刑事裁判をすすめるためにおこなわれます。

身柄の拘束がなくても刑事裁判がすすめられるのなら、勾留される必要はありません。

逃亡や罪証隠滅のおそれがあった場合は、担保である保釈金が没取されるという制度になっています。

では、ここからは保釈申請に関する疑問について回答していきたいと思います。

Q1

裁判官に保釈申請する?

保釈申請は、裁判官に保釈請求書を提出しておこないます。

保釈請求書の提出は、起訴された時点から即日可能です。

保釈申請は、申請資料を裁判所に提出します。

提出するもの

保釈請求書

身元引受書

保釈請求書は、特に法律で決まった書式がありません。

必須の資料ではないものの、弁護士であれば法律的な要領を得た保釈請求書の作成が可能です。

保釈をご検討の場合は、アトム法律事務所の弁護士にご相談ください。

各裁判所によりますが通常、受付自体は24時間おこなわれています。

裁判所によってはポストでの投函で受付をおこなうこともあるようです。

保釈請求を受けた裁判官は、担当検察官の意見を聞いたうえで保釈について審理します。

さらに、裁判所は保釈面接といって弁護人との面会もおこない保釈について検討します。

保釈面接では用意できる保釈金の金額などが聞かれ、おおよその保釈金を知ることができます。

裁判所から保釈許可決定がでれば、保釈金を裁判所に納付すると釈放されます。

保釈申請まとめ

保釈申請に必要な書類を用意する

裁判所に書類を提出する

保釈許可決定が出たら保釈金を納付する

釈放される

Q2

保釈申請から釈放されるまでの日数・時間は?

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保釈申請から実際に釈放されるまでかかる日数時間が気になるのではないでしょうか。

ではここで、例をあげてスケジュールを確認してみたいと思います。

日数例
保釈申請から釈放されるまで
曜日事柄
起訴、保釈請求
裁判所お休み
裁判所の審理
保釈許可決定

※最速で保釈請求をおこなった場合


裁判所の保釈についての審理期間は、通常、2~3日といわれています。

保釈許可決定が出てから、保釈金の納付期限は特にありません。

保釈金を全額納めたら、数時間後に釈放されます。

Q3

保釈の条件は保釈金?

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保釈の条件として、保釈金が納付できるかどうかは重要です。

ですが…

保釈金が納付できるかどうかの前に、求められる保釈の基本的な条件があります。

保釈の条件
一定以上の犯罪を犯していない
今までに一定以上の犯罪を犯していない
常習性がない
証拠隠滅のおそれがない
被害者などに危害を加えない
名前と住所が分かる

※刑事訴訟法 第89条


このような条件をクリアできる保釈を「権利保釈」といいます。

とはいえ、多くの事件ではこの権利保釈に該当するケースは少ないといわれています。

そこで、「裁量保釈」という制度の登場です。

裁量保釈とは、裁判官の裁量で保釈を認めるかどうかが判断されるものです。

弁護士がついていれば、

逃亡や証拠隠滅のおそれがない

身元引受人がいる

などを裁判官に主張して、保釈を請求します。

3

保釈金の相場?大麻・窃盗・交通事故の逮捕事件を例に

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保釈金に相場はあるのか気になると思います。

釈金の金額は、

事件の内容や規模

被告人の属性

などによって、それぞれ異なる

とはいえ…

実際に納付された保証金例を確認しておくことで相場観がつかめることもあると思います。

関心度の高い逮捕事件から、保釈金例をあつめてみました。

大麻の逮捕事件

窃盗の逮捕事件

無免許運転の逮捕事件

実際の保釈金を見てみたいと思います。

Q1

大麻の逮捕事件、保釈金は?

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単純な大麻所持による逮捕事件における保釈金は、150万円前後のことが多くなっています。

いくつか実際の事件で納付された保釈金の事例を集めてみましたのでご覧ください。

大麻の逮捕事件①
▼概要
自宅で大麻を約8.7g所持していた
▼保釈金
150万円
大麻の逮捕事件②
▼概要
停車中の自動車内で、大麻約0.4gを所持していた
▼保釈金
200万円
大麻の逮捕事件③
▼概要
自宅で大麻を約1.2g所持していた
▼保釈金
300万円

大麻といった薬物事件においては、

薬物を複数所持していた

所持量が多かった

このような場合は、量刑が重くなる可能性が高まるため保釈金がより高額になることもあります。

Q2

窃盗の逮捕事件、保釈金は?

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窃盗の逮捕事件における保釈金は、150万円前後のことが多くなっています。

いくつか実際の事件で納付された保釈金の事例を集めてみましたのでご覧ください。

窃盗の逮捕事件①
▼概要
書店でコミック本2冊を盗んだ
▼保釈金
100万円
窃盗の逮捕事件②
▼概要
スーパーで現金約7500円やキャッシュカードが入った他人の財布を盗んだり、ひろった他人の財布に入っていたキャッシュカードで現金を引き出そうとした
▼保釈金
150万円
窃盗の逮捕事件③
▼概要
電車内で現金約2万円やキャッシュカードが入った他人の財布を抜き取った
▼保釈金
200万円

万引き、下着泥棒などといった単純な窃盗事件では、高額になることはそれほどありません。

被害金額が大きかったり、計画性のある悪質な窃盗事件の場合は、保釈金がさらに高額になる可能性があるようです。

Q3

無免許運転の逮捕事件、保釈金は?

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無免許運転の逮捕事件における保釈金は、150万円前後のことが多くなっています。

いくつか実際の事件で納付された保釈金の事例を集めてみましたのでご覧ください。

無免許運転の逮捕事件①
▼概要
無免許で普通乗用自動車を運転した
また、自車を他人の自動車にぶつけてドアミラーを損壊させる事故をおこしたのに警察への報告義務を怠った
▼保釈金
120万円
無免許運転の逮捕事件②
▼概要
無免許で、かつ無車検・無保険の普通乗用自動車を運転した
▼保釈金
200万円
4

保釈中の逮捕で保釈金は没取となるか

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Q1

保釈中の逮捕で保釈金はどうなる?

保釈中に別の事件で逮捕されたとしても、必ず保釈金が没取されるとは言い切れません。

没取されなければ、保釈を受けた事件の判決が言い渡されたタイミングで返還されます。

ただ…

保釈中に別の事件で逮捕・勾留されれば身柄拘束を受けるので事実上、保釈は意味を持ちません。

5

執行猶予中の逮捕で保釈は認められるか

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執行猶予中の逮捕で保釈される?

執行猶予中逮捕事件で、保釈が認められる可能性は低いです。

ですが…

可能性の話としては、保釈はゼロではない

執行猶予中に逮捕されたということは、「再犯」を犯しています。

再犯事件では、

逃亡のおそれ

証拠隠滅のおそれ

このような可能性が高いと考えられやすくなってしまいます。

逃亡・証拠隠滅の可能性が高いと保釈されにくくなります。

執行猶予中に逮捕された事件では、実刑の可能性が濃厚になります。

このように実刑が見込まれるケースでは、保釈が認められる可能性は低いです。

再犯事件で保釈される確率は低いですが、

高齢者の執行猶予中の万引き再犯

など、このような事件では保釈される可能性があるようです。

Q1

執行猶予中の逮捕なら保釈金はどうなる?

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執行猶予中に逮捕されると、可能性として低いながらも保釈される可能性があることが分かりました。

では、このようなケースにおいて保釈金は高額になったりするのでしょうか?

保釈金を納付するのは、逃亡や証拠隠滅をふせぎ刑事裁判への出頭を確保するためにあります。

「お金を没取されたら困る」と思うような金額が保釈金として決められることになります。

執行猶予中の逮捕事件だから高額になるとは言い切れないものがあるでしょう。

いずれにせよ…

逮捕されてしまったら早い段階で弁護士への相談をおすすめします。

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