2人の弁護士がこの記事に回答しています

保釈金の返還時期はいつ?手続きの方法や返還されないケースを知る

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保釈金の返還についての疑問に回答します。

保釈金の返還時期いつ

保釈金の返還手続きは?

保釈金が返還されないケースは?

刑事弁護をあつかう弁護士が、経験にもとづいてお答えします。

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保釈金の返還時期

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Q1

保釈金が返ってくるのはどんな時?

保釈とは、保釈金を担保として納めて起訴後の身体拘束から釈放される制度です。

身体拘束に必要がなくなるなどすれば、保釈金は返還されます。

保釈金は、刑事裁判で判決が言い渡されると返還されます。

判決の言い渡し

無罪判決

実刑判決(懲役刑、禁錮刑など)

執行猶予付き判決

判決の言い渡し後、保釈条件の違反がなければ保釈金は全額返ってきます。

Q2

保釈金はいつ返還される?

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保釈金の返還は、没取の事由がなければ判決が出たあとにおこなわれます。

保釈金の返還時期

判決の言い渡しから数日1週間程度

裁判所から、保釈金は還付されます。

懲役など刑事施設に収容される判決の言い渡しがあった場合、刑事施設へ収容された通知が検察庁から裁判所におこなわれた後でなければ還付されません。

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保釈金の返還請求手続きの流れ

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Q1

保釈金の返還は請求手続きが特にない?

保釈金の返還は通常、指定の銀行口座に振り込まれます。

保釈金納付の際、返還時の振込先を指定しておけば、判決後の請求手続きは特にない

保釈金の納付時に提出する「保管金提出書」に、還付時の保釈金のあつかいについて記載する欄があります。

保管金提出書には、

振込送金を希望するか

振込送金を希望する場合、振込先となる銀行口座

このような点を記載します。

判決が言い渡されてから数日後、保釈金は自動的に指定口座に返還されます。

Q2

返還を急ぐなら保釈金納付時がポイント?

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保釈金の還付方法は、指定口座の振り込みだけではありません。

小切手」による保釈金の還付方法

小切手を受け取ったあと、小切手に記載されている指定銀行で換金をすぐにおこなうことが可能です。

ただ、小切手のあつかいには注意点があります。

注意

小切手には受取人の記載がないので、小切手を紛失したりすると他人に勝手に換金されるおそれがある

保釈金の相場は、多くの場合150万円~200万円程度といわれています。

そのような大金を換金できる小切手を持ち歩くのは危険であるといえるでしょう。

小切手による保釈金の還付方法は、あまりおすすめしません。

弁護士がついていれば、保釈金の納付から返還まで責任をもっておこないます。

アトム法律事務所の弁護士にぜひご相談ください。

保釈などについて相談をご希望の方は、無料相談を実施しています。

詳しくは、「無料相談」のページをご覧ください。

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保釈金が返還されないケース

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Q1

何をしたら保釈金が返還されなくなる?

保釈条件に違反すると、保釈金返還されず没取されてしまう可能性があります。

保釈条件の違反
出頭に応じなかった
逃亡をはかった
罪証隠滅をはかった
被害者などにお礼参りに行った
制限居住を守らなかった

※刑事訴訟法 第96条

このような保釈条件に違反すると、保釈が取り消されることになります。

保釈が取り消される際に、裁判官の裁量で保釈金が没取されるかが決められます。

保釈金の没取が全部なのか一部のみなのかも、裁判官の裁量によって決められます。

Q2

返還されなかった保釈金はどうなる?

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返還されなかった保釈金、つまり没取された保釈金はどうなるのでしょうか。

没取された保釈金

返還されたなかった保釈金は国庫に帰属する

没取された全額または一部の保釈金は、「国の財産」としてあつかわれます。