6人の弁護士がこの記事に回答しています

大学生の子供が詐欺で逮捕…逮捕後の流れは?退学?

  • 大学生の子どもが詐欺逮捕された!
  • 詐欺逮捕後の流れを知りたい。
  • 学校にばれずに解決できる方法は?

ここでは、過去10年の刑事専門弁護士としての経験にもとづいて大学生詐欺で疑われた場合にすべき対応と正しい知識を解説しています。


※掲載情報はすべて2018年の最新版です。

この記事で解説している法律

法律
刑法246条
条文
人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。(刑法246条1項)
刑罰
10年以下の懲役

1大学生の詐欺事件と逮捕・学校の関係

未成年の逮捕・釈放の流れ
Q1

大学生(未成年)の詐欺事件で逮捕から釈放までの流れは?

大学生が未成年の場合も、逮捕から勾留までの流れは成人と大差ありませんが、捜査後は事件が家庭裁判所に送られます。未成年の場合には、事件を送致された家庭裁判所が、在宅審判審判不開始で釈放を決定する可能性があります。

未成年の逮捕の流れ
Q2

詐欺事件で大学生(未成年)の逮捕後の流れは?処分は?

逮捕後に事件を捜査した捜査機関が、犯罪の疑いありと判断した場合、事件は必ず家庭裁判所に送られます。未成年の事件の処分は、基本的に家庭裁判所の審判によって決められます。

検察官送致と保護処分の違い
Q3

未成年の詐欺事件で大学は退学?前科と社会復帰は?

学生を退学処分にするかどうかは、学校側の裁量による部分が大きく、個別の事情によって左右されます。事件が検察官送致(逆送)されて、刑事裁判が開かれ有罪となった場合は未成年でも前科がつきますが、それ以外の処分で終わった場合には前科はつきません

2詐欺事件の基礎知識

Q1

詐欺事件の意味とは?

詐欺とは、刑法246条に定められた犯罪で、「人を欺いて財物を交付させた」場合が対象です。詐欺の刑罰は「10年以下の懲役」です。

現行犯逮捕と後日逮捕の違い
Q2

詐欺事件は「逮捕」される可能性あり?

詐欺は、犯行現場を目撃されれば、現行犯逮捕される可能性があります。また、現行犯逮捕を免れても、証拠によって詐欺の容疑が固まれば、逮捕状が発行され後日逮捕される可能性があります。詐欺の逮捕を避けるためには、問題となっている詐欺の被害者と早めに示談を締結することが大切です。

示談の流れ
Q3

詐欺事件は「示談」で処分が軽くなる?

少年の詐欺事件は、示談の有無と関係なく、事件が家庭裁判所に送致され、審判に関する判断をされます。審判では、示談の有無が処分の内容に影響する可能性はあります。

3詐欺事件のポイント

示談がポイント1
Q1

前科をつけないためには「示談」が大切

未成年による詐欺事件は、成人の場合と違い、いきなり起訴はされず、まずは家庭裁判所に送致され、その審判に付されます。前科をつけないで事件を解決するためには、家裁から検察官へ事件が送致(いわゆる逆送)されることをを防ぐ必要がありますが、その際に、少年自身の自省や更生の環境が整っていることや、詐欺の被害者に真摯に謝って、示談で宥恕(許し)を得られたかどうかも大きな判断材料となります。

示談がポイント2
Q2

逮捕からの早期釈放も「示談」がポイント

未成年が詐欺事件で逮捕されたら、成人と同じく勾留されるか、観護措置で少年鑑別所に送られる可能性があります。家裁送致後も、観護措置がとられる可能性がありますが、詐欺の被害者と示談することで、釈放が早まる可能性が上がります。

弁護士相談
Q3

早めの弁護士相談で早期解決を

詐欺の加害者になった場合、弁護士に早めに相談することが大切です。逮捕勾留阻止や早期釈放、不起訴で前科回避、などの結果は、弁護士が早く対応するほど可能性が上がります。