振り込め詐欺で逮捕されたケース

事件の概要

ご依頼者様が過去に振り込め詐欺グループの掛け子として関与した容疑と、単独でオレオレ詐欺未遂を行った容疑で、逮捕勾留された事例。

弁護士相談後

ご依頼者様が逮捕された直後に、お母様が来所相談に来られ、受任となりました。
振り込め詐欺グループの事件は組織的・大規模であったため、捜査と身柄拘束が長期化しましたが、粘り強い弁護活動の結果、こちらの事件は嫌疑不十分で不起訴となりました。
単独でのオレオレ詐欺未遂の方は、当初から自白しており未遂どまりでもあったので、起訴はされたものの執行猶予で終了しました。

弁護士からのコメント

振り込め詐欺グループの事件では、関与した人物が多いことから、逮捕勾留が長期化しやすく、被害が大規模であることから、関与の程度が低くても処分が重くなりがちです。

今回の事例では、既遂である詐欺グループの事件が、嫌疑不十分で不起訴に終わったことが、ご依頼者様にとって大きなプラスになりました。

詐欺グループの事件でも起訴されていれば、実刑も十分に考えられたため、全体として執行猶予で終えられたのは、良い結果と言えるでしょう。