岡野武志

第二東京弁護士会所属。刑事事件で逮捕されてしまっても前科をつけずに解決できる方法があります。

「刑事事件 法律Know」では、逮捕や前科を回避する方法、逮捕後すぐに釈放されるためにできることを詳しく解説しています。

被害者との示談で刑事処分を軽くしたい、前科をつけずに事件を解決したいという相談は、アトム法律事務所にお電話ください。

アトムは夜間土日も受け付けの相談窓口で刑事事件のお悩みにスピーディーに対応いたします。

風俗店での盗撮トラブル|示談する前に弁護士にご相談を

  • 興味本位で風俗店で盗撮してしまった……
  • 風俗店でスマホや小型カメラを使って盗撮していたことがバレてしまった……
  • そのことで店からすぐ示談して慰謝料を払うよう脅されている……

現在、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

  • 風俗店からの示談には応じるべき?
  • 風俗店での盗撮で逮捕される可能性はある?
  • 盗撮の示談金の相場は実際にはいくら?

このような疑問に、弁護士がお答えします。

風俗店での盗撮が見つかったらどうするべき?

風俗店での盗撮が見つかると、多くは店員との話し合いが行われるでしょう。

まずはそのとき対応する際のポイントについて解説します。

風俗店とその場で示談・和解はしてはいけない

店側から「この場ですぐに〇十万円の示談金を払えば警察に言わない」「店の規約に盗撮したら百万円払えと書いてある」などと、金銭を要求される場合があります。

ですが基本的にはその場で示談・和解をすることは避けるべきです。

示談とは

裁判外で、当事者同士の話し合いにより争いを終局的に解決すること

風俗店側は、しばしば不当に高額な金銭を要求してきます。

その後示談金が高額すぎるとわかっても、示談が成立してしまっている場合には、金銭の返還を請求することができなくなってしまいます。

ですのでその場では示談せず、「自分で示談の書面を用意する」「弁護士と話す」などと伝えるのが有効です。

風俗嬢から盗撮の慰謝料を支払えと言われたら?

風俗店ではなく、風俗嬢から示談金を要求されることがありますが、同様にすぐ支払う必要はありません。

風俗嬢側からの示談金の提示も相場額とは限らないこと・風俗店から「うちはそんな示談は認めていない」として、さらに金銭を請求される可能性もあるためです。

弁護士に相談して、示談への対応方法や示談金の相場などを確認してください。

風俗店から盗撮の慰謝料を支払うよう脅迫されたら?

基本的には、すぐに風俗店に慰謝料を支払う必要はありません

悪質な風俗店の場合は、すぐに支払わないと帰さないというような姿勢をとったり、金銭を融資してもらうよう脅しかけてくる場合もあります。

そのような行為は刑法上の逮捕監禁・脅迫・恐喝罪にあたる可能性があります。

自分の意思によらず示談を結ばされてしまっても、そのような示談は無効となります。

もっとも風俗店側もそれを承知していて、犯罪に当たらない程度に脅しをかけてくることが多いようです。

もしも店側からの脅迫によって示談金を支払ってしまった場合は、弁護士に依頼することで示談金の一部を取り戻せる可能性もあります。

身分証明書のコピーやスマホを取られたら?

盗撮をした場合、動画の入っているスマホを取り上げられたり、名刺や免許証といった身分証明書を撮られてしまうこともあります。

そのようなデータが流出したら、会社に連絡が行ってしまったらと不安になる方も多いでしょう。

弁護士に依頼して早期に示談をすることによって、身分証明書のデータを取り戻せたり、不使用を約束させることも可能です。

もっとも、最終的にそれらのデータをどう扱うかは店側の判断となってしまいます。

ただし、会社に無断で連絡するなどの行為は名誉毀損にあたるため、実際に行われることは少ないようです。

風俗での盗撮がバレたら早期に弁護士に相談を

風俗店での盗撮が発覚してしまった場合は、弁護士に相談するのが重要です。

また早いうちに示談しなければ、日常生活での不安も大きくなるでしょう。

電話をかけられる状況になったら、すぐ弁護士にご相談ください。

風俗店で盗撮したら逮捕される?

実際のところ、盗撮が発覚した現場で警察を呼ばれない限りは、逮捕される割合は低いと言えます。

その理由や、それでも逮捕される条件などについて解説します。

風俗店での盗撮で逮捕されるケースとは?

風俗店で盗撮をしたことで本当に警察を呼ばれ、逮捕されることはまれです。

風俗店側の意識としては、警察に被害届を提出し時間と手間をかけて法律的な処罰を与えるよりも、示談金を請求することで事件を終わらせようとする傾向があります。

ただし、請求される示談金が適正額ではないことも多いので、注意が必要です。

ですが以下の2つの条件が揃っている場合、逮捕されることがまったく無いとは言えません。

嫌疑の相当性・実際に動画や写真が見つかった
・カメラが見つかった
・カメラを設置する行為が確認できた
②逃亡・証拠隠滅の恐れ・犯行を否認した
・動画や写真を消そうとした
・その場から逃げようとした
・住所などが不定である

実際に相手方の女性や風俗店が本当に警察に通報した場合、やってきた警察官によって現行犯逮捕された、というニュースや事例もあります。

ですがやはり、後日警察が家にやってきて逮捕、という通常逮捕が行われることは少ないです。

盗撮で逮捕されないケースはその後どうなる?

多くの盗撮事件では、風俗店側があまり事件を警察に任すのに積極的でないという事情から、風俗店と加害者(またはその弁護士)との交渉を重ねていくことになります。

一方で被害届が出されたものの逮捕には至らなかった場合には、基本的には自宅で過ごしつつ、警察からの取り調べなどに応えていくことになります。

取り調べへの協力は任意ですが、取り調べに非協力的な態度をとってしまうと、在宅から逮捕となってしまう可能性がありますので注意しましょう。

風俗店での盗撮は何の罪になる?

風俗店で盗撮を行うと、主に各都道府県の迷惑防止条例に違反することになります。

その場合の刑罰や、その他該当する可能性のある罪について解説します。

盗撮は迷惑防止条例違反となる?

風俗での盗撮の多くは、各都道府県の迷惑防止条例にある「粗暴行為の禁止」規定に違反します。

ここでは、例として東京の迷惑防止条例を見てみましょう。

(2) 次のいずれかに掲げる場所又は乗物における人の通常衣服で隠されている下着又は身体を、写真機その他の機器を用いて撮影し、又は撮影する目的で写真機その他の機器を差し向け、若しくは設置すること。

 イ 住居、便所、浴場、更衣室その他人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所

東京都迷惑防止条例5条1項

「人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所」がいわゆる風俗店やホテルの部屋にあたります。

この条例に違反して盗撮をし、裁判で有罪となると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。

次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

(1) 第5条第1項(第2号に係る部分に限る。)の規定に違反して撮影した者

東京都迷惑防止条例8条2項

ですがホテルの部屋が対象となるか、刑罰の具体的な重さは、都道府県によって異なります。

なお風俗店での盗撮について、刑罰が科される事例は多くありません

盗撮で住居侵入、軽犯罪法違反となる可能性は?

盗撮行為について、「盗撮という不当な目的のために店に入った」ということで住居(建造物)侵入罪、「ほかの部屋を覗き見した」ような場合には軽犯罪法違反が成立する可能性があります。

ただし前述の通り、風俗店での盗撮行為によりこれらの罪の刑罰が科されることはほぼありません。

風俗店で盗撮したら弁護士に相談すべき理由とは?

風俗店での盗撮が発覚しても、すぐに弁護士に相談・依頼することで以下のような解決が可能となります。

  • 適正な金額で風俗店と示談できる
  • 会社や家族に盗撮がバレずに解決できる
  • 盗撮の前科をつけずに過ごすことができる

以下、順番に解説していきます。

相場価格の慰謝料で風俗店と示談が可能

弁護士がいれば、実際の相場に基づく示談金で穏便な解決が可能です。

実際のところ、店側は客側が示談金相場を知らないのをいいことに、不当に高い示談金額や示談条件を突き付けてくることがよくあります。

ですが弁護士がいれば、店側の不当な請求に応じることなく、無理のない示談をすることができます。

風俗店側も、警察沙汰や裁判となると店の運営に支障が出る場合があるので、出来るだけ穏便な示談で解決しようとします。

最終的には、30万円程度で示談できるケースが多くなっています。

会社や家族にバレずに解決することが可能

弁護士に示談を任せることで、早ければご相談を受けた翌日やその週のうちに示談ができ、会社や家族にバレずに解決することができます

風俗店側が会社や家族へ盗撮があったことを通知する、と脅す場合は多くあります。

それらはあくまで示談金の支払いを催促するための手段ですが、早期の示談ができないと本当に連絡がいってしまう可能性が無いとは言えません。

弁護士に依頼して早期に示談をすることで、そのような会社や家族にバレるリスクを避けることができます。

不起訴になって盗撮の前科をつけないことが可能

風俗店側と示談をすることで、警察に捕まる・裁判となるリスクを限りなく低くすることができます。

万が一盗撮の前科がつくと、就職の際に申告しなければならなかったり、人間関係が破綻してしまったり、海外渡航が難しくなる場合もあります。

さらに盗撮の前科が残っていると、それ以降に罪を犯した場合により重い刑罰となる可能性が上がります。

これらのようなリスクを避けるためにも、風俗店での盗撮が発覚したときはすぐ弁護士にご相談ください。