岡野武志弁護士

第二東京弁護士会所属。刑事事件で逮捕されてしまっても前科をつけずに解決できる方法があります。

「刑事事件弁護士アトム」では、逮捕や前科を回避する方法、逮捕後すぐに釈放されるためにできることを詳しく解説しています。

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パパ活は犯罪?パパ活逮捕の可能性や刑罰は?ケース【9選】解説

パパ活は犯罪?

2023年7月13日、強制性交等罪は「不同意性交等罪」に改正されました。

  • パパ活は犯罪になる?パパ活男性はどうなる?
  • パパ活相手が18歳以上でも犯罪になる?
  • パパ活が犯罪に…逮捕されたらどうなる?刑罰は

パパ活も犯罪になる場合があります。

パパ活が犯罪になるケースとして考えらえるのは、相手女性の年齢が低い場合や、肉体関係をもつ等の事情がある場合です。

一般的に「パパ活」とは、男性が、相手女性に対してお小遣いを渡して、その代わりに食事やデートをするというものです。

パパ活をする男性側としては「女性にお小遣いを渡しているだけ。だから違法ではないし、犯罪にもならない。」と思いがちです。

ですが、相手女性からのお誘いで性行為をした、(性行為がなくても)長時間の行動をともにしたというようなパパ活では、男性側が犯罪の捜査を受ける可能性があるでしょう。

この記事では、パパ活をした男性や、パパ活で逮捕された男性のご家族を対象にしています。

パパ活の類型を9つに分けて、ケース別に成立する犯罪などについて解説しています。ご自身のケースにあてはまるものがないか確認してみてください。

パパ活について、どのようなケースが犯罪になるのか、刑罰はどうなるのか、逮捕された後はどうなるのか等について解説しています。

ぜひ最後までご覧ください。

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パパ活の犯罪…未成年・性行為ナシでも逮捕?

1.パパ活は「未成年略取誘拐罪」という犯罪?

パパ活の相手が、未成年者の場合、未成年者略取誘拐罪(以下「誘拐罪」といいます。)という犯罪になる可能性があります。

誘拐罪の刑罰は、3か月~7年以下の懲役です。

(未成年者略取及び誘拐)第二百二十四条 

未成年者を略取し、又は誘拐した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。

刑法224条

パパ活の当事者が、双方合意のうえでパパ活をしていた場合でも、誘拐罪という犯罪が成立する可能性があります。

刑事事件になる可能性があるとすれば、たとえば、パパ活の相手女性が、未成年の女性で、保護者から捜索願・行方不明届が出されているケースなどが考えられます。

パパ活相手の未成年が警察に補導されたりすれば、パパ活で連れまわしていた男性は犯罪の容疑をかけられ、取調べの対象になる可能性も考えられます。

「家出少女の保護という大義名分がある。だから、健全なパパ活だ。」と思っても、金銭的援助をしながら、未成年者と行動をともにしていたのであれば、誘拐罪という犯罪に問われても不思議ではありません。

岡野タケシ弁護士
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誘拐の定義は、欺罔(ぎもう)、誘惑などの間接的な手段を用いて、相手方を従前の生活環境から離脱させ、自己又は第三者の支配下に置くことをいいます。

金銭的な援助があった場合、その行為が誘惑などの間接的手段であると疑われる可能性があります。

誘拐罪の疑いがはれない場合、逮捕に至る可能性もあります。

パパ活と肉体関係について

パパ活相手の未成年者と性行為(肉体関係をもつ)と、犯罪に該当する可能性が非常に高くなります。

パパ活で「食事をおごっているのだから」「お小遣いをあげるのだから」と考えて、安易に自分から肉体関係を求めることは避けた方がよいでしょう。

また、「肉体関係をもつから、お小遣いがもっと欲しい」等と求められた場合には、断固関係をたちきる必要があるでしょう。

パパ活の犯罪…未成年者・性行為ありの場合は?

2.パパ活は「児童買春禁止法の違反」という犯罪?

パパ活は、児童買春という犯罪になる可能性があります。

児童買春は、児童買春法(正式名称は、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」)で規定されている禁止行為です。

児童買春法は、性的搾取及び性的虐待が、18歳未満の児童の権利を著しく侵害することの重大性に鑑み、児童の権利を守ることを目的としています。

禁止されている児童買春というのは、次のような行為です。

児童買春とは?

  • 18歳未満の児童との性交
  • 18歳未満の児童との性交類似行為
  • 18歳未満の児童の性器を触る
  • 18歳未満の児童に性器を触らせる
岡野タケシ弁護士
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パパ活において上記のような行為があった場合は、児童買春法の違反となります。

そして、パパ活が児童買春法違反になった場合の刑罰は、5年以下の懲役又は300万円以下の罰金に処せられる可能性があります。

世の中には違法ではないパパ活も存在しますが、その一方で、このように犯罪に該当するものも多く存在するのが現状です。

ご自身で判断するのが難しい場合は、弁護士相談を活用してみましょう。

補足

2020年時点ですでに、児童買春の検挙率は、前年に比して上昇しています。なかには「パパ活(ママ活)」と称した買春も存在し、単に知らなかったでは済まされないような事件に発展しているのが現状です。

3.パパ活は「児童福祉法の違反」という犯罪?

パパ活は、児童福祉法違反という犯罪になる可能性があります。

児童福祉法は、18歳未満の児童の健全な発達と自立、その他権利を保障することを目的とする法律です。

児童福祉法34条1項6号では、「児童に淫行をさせる行為」が禁止されています。

淫行というのは、次のような行為といいます。

淫行とは?

  • 性交
  • 手淫
  • 口淫
  • その他それに準ずる行為

一般用語の解釈としては、「淫行」は「淫らな行為」(みだらな行為)というものです。

このことからも想像がつくように、「淫行」は、性交よりもよりも広い意味での「性的な行為」を意味するものとなるでしょう。

岡野タケシ弁護士
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児童福祉法違反になる「淫行」では、淫行をさせる側の大人と、淫行をさせられる側の児童との間に、一定の上下関係があることが必要となります。

たとえば、教師と生徒というような間柄で、淫行をともなうパパ活をすれば、児童福祉法違反に問われるでしょう。

なお、最高裁判例では、「淫行をさせる」行為について、「直接たると間接たるとを問わず、児童に対して事実上の影響力を及ぼし、児童が淫行をなすことを助長し促進する行為」と指摘されています。

4.パパ活は「児童ポルノ法の違反」という犯罪?

パパ活に際に、児童の性的な行為を撮影などすれば、児童ポルノ法違反の犯罪になる可能性があります。

行為法律名刑罰
児童ポルノを撮影児童ポルノ禁止法違反
(児童ポルノ製造)
3年以下の懲役または
300万円以下の罰金
児童ポルノをアップロード児童ポルノ禁止法違反
(児童ポルノ公然陳列)
5年以下の懲役または
500万円以下の罰金

懲役と罰金が併科される場合あり

5.パパ活は「淫行条例の違反」という犯罪?

パパ活は、淫行条例(青少年保護育成条例)の違反という犯罪になる可能性があります。

各都道府県には、青少年の保護育成を目的とした淫行条例があることをご存知でしょうか。

「青少年」とは、18歳未満の児童のことです。

淫行条例の内容は、基本的には、未成年との肉体関係を取り締まるものです。

ですが、淫行条例は各自治体ごとに定められており、各自治体によって処罰の内容が若干異なります。

たとえば、大阪府の淫行条例では、金銭的援助と引き換えに、性行為などをした場合が処罰されます。

大阪府の淫行条例

  1. 青少年に金品その他の財産上の利益、役務若しくは職務を供与し、又はこれらを供与する約束で、当該青少年に対し性行為又はわいせつな行為を行うこと(児童買春に該当する行為を除く)
  2. 青少年に対し、威迫し、欺き、若しくは困惑させることその他の当該青少年の未成熟に乗じた不当な手段を用い、又は当該青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として性行為又はわいせつな行為を行うこと
  3. 青少年に売春若しくは刑罰法令に触れる行為を行わせる目的又は青少年にこれらの行為を行わせるおそれのある者に引き渡す目的で、当該青少年に対し性行為又はわいせつな行為を行うこと

※大阪府青少年健全育成条例39条の規制内容

出会い系サイトやSNSで出会った未成年者と肉体関係に発展すれば、パパ活といえども犯罪になるのです。

岡野タケシ弁護士
岡野タケシ
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大阪府の淫行条例に違反した場合は、刑罰は、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に問われます。

なお、当事者が真剣な交際であると認められた場合は罪に問われないこともあります。

しかし、パパ活の場合、真摯な交際であることを立証するのは困難でしょう。

東京都の淫行条例について

ちなみに、東京都の淫行条例(東京都青少年の健全な育成に関する条例)では、「何人も、青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行ってはならない」と規定されています。

つまり、東京都では、単に「肉体関係を持つ」だけで処罰される可能性があります。

パパ活の代表的行為である金品等の受託がなかったとしても、パパ活が犯罪になる可能性があるのです。

パパ活の犯罪…年齢不問・性行為ありの場合は?

6.パパ活は「相手が18歳以上」でも犯罪?売春の罪?

パパ活は「売春防止法の違反」という犯罪になる可能性があります。

パパ活相手が18歳以上の場合でも、売春防止法の「売春」になるでしょう。

売春防止法で規定されている「売春」の定義は、対償を受け又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することです。何人も売春をし、又はその相手となってならない旨規定されています。

しかし、「売春」それ自体には、罰則規定はありません。

売春防止法で刑事罰が科せられるのは、以下のような行為をした場合です。

第五条 売春をする目的で、次の各号の一に該当する行為をした者は、六月以下の懲役又は一万円以下の罰金に処する。

一 公衆の目にふれるような方法で、人を売春の相手方となるように勧誘すること。

二 売春の相手方となるように勧誘するため、道路その他公共の場所で、人の身辺に立ちふさがり、又はつきまとうこと。

以下(略)

売春防止法5条

成人の売春行為は、基本的に逮捕されることはないでしょう。

とはいえ、行為態様によっては、不同意性交等罪(旧 強制性交等罪)、不同意わいせつ罪(旧 強制わいせつ罪)などの犯罪になるでしょうし、暴力で怪我をさせれば傷害罪などの犯罪になるでしょう。

また、刑事事件の犯罪にならなくても、民事事件の違法になることもあります。既婚者との売春は、不倫や浮気といった類のものです。

パパ活によって離婚してもしなくても、慰謝料を請求される可能性がでてくるでしょう。

7.パパ活は「刑法の不同意性交等罪」という犯罪?

パパ活は、刑法の不同意性交等罪(旧 強制性交等罪)という犯罪になることもあります。

パパ活をしているほう(パパの側)からしてみれば、当然のごとく、「性交ができる」と思い込んで、強引に性交をしたが、パパ活の相手女性は性交に合意していなかったというような場合もあるでしょう。

このような場合では、不同意性交等罪(旧 強制性交等罪)という犯罪になる可能性があります。

不同意性交等罪で禁止されているのは、性交、肛門性交、口腔性交、膣や肛門への陰茎以外の挿入などの性的行為です。

相手女性が、16歳以上の場合は、不同意意思の形成・表明・全うを困難にさせること(または、そのような状態に乗じること)によって、性交などの性的行為をしたときに不同意性交等罪になります。

相手女性が、16歳未満の場合は、不同意かどうかにかかわらず、(合意の上でも)性交等の性的行為をしただけで不同意性交等罪になります。 

被害者の年齢手段行為(性交等)
16歳以上暴行・脅迫性交、肛門性交、口腔性交、膣・肛門への陰茎以外の挿入
16歳未満―*¹性交、肛門性交、口腔性交、膣・肛門への陰茎以外の挿入
*¹ 不同意性交等罪の被害者の年齢が16歳未満である場合、性交等をしただけで、不同意性交等罪が成立します。

不同意性交等罪の刑罰は、5年~20年の懲役です。

不同意性交等罪の条文を確認しておきましょう。

(不同意性交等)第百七十六条 

1 前条第一項各号に掲げる行為又は事由(略)により、同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、性交、肛(こう)門性交、口腔(くう)性交又は膣(ちつ)若しくは肛門に身体の一部(陰茎を除く。)若しくは物を挿入する行為であってわいせつなもの(略)をした者は、婚姻関係の有無にかかわらず、五年以上の有期拘禁刑に処する。

2 (略)

3 十六歳未満の者に対し、性交等をした者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)も、第一項と同様とする。

刑法176

旧法「強制性交等罪」について

2023年7月12日以前の強姦事件については、旧法の「強制性交等罪」という犯罪に問われることになります。

強制性交等罪とは、暴行・脅迫によって、性交・肛門性交・口腔性交をした場合に成立する犯罪です。

強制性交等罪の刑罰は、5年以上の懲役です。

(強制性交等)第百七十七条 

十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、こう門性交又は口くう性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。

十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

刑法177条

8.パパ活は「刑法の不同意わいせつ罪」という犯罪?

パパ活は、刑法の不同意わいせつ罪(旧 強制わいせつ罪)という犯罪になることもあります。

不同意わいせつ罪(旧 強制わいせつ罪)で禁止されているのは、わいせつな行為です。

強引にキス、胸をさわる、お尻をさわる、抱き着く等の行為をした場合、不同意わいせつ罪になる可能性があるでしょう。

相手女性が、16歳以上の場合は、不同意意思の形成・表明・全うを困難にさせること(またはそのような状態に乗じること)によって、わいせつな行為をしたときに不同意わいせつ罪になります。

相手女性が、16歳未満の場合は、合意の上であっても、わいせつな行為をしただけで不同意わいせつ罪になります。

被害者の年齢手段行為
16歳以上同意しない意思の形成・表明・全うが困難な状態にさせること、またはその状態に乗じることわいせつな行為
16歳未満―*¹わいせつな行為
*¹ 不同意わいせつ罪の被害者の年齢が16歳未満である場合、わいせつな行為をしただけで、不同意わいせつ罪が成立します。

不同意わいせつ罪の刑罰は、6か月~10年の懲役です。

不同意わいせつ罪の条文を確認しておきましょう。

(不同意わいせつ)第百七十六条 

1 次に掲げる行為又は事由その他これらに類する行為又は事由により、同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、わいせつな行為をした者は、婚姻関係の有無にかかわらず、六月以上十年以下の拘禁刑に処する。

 一 (略)

2 行為がわいせつなものではないとの誤信をさせ、若しくは行為をする者について人違いをさせ、又はそれらの誤信若しくは人違いをしていることに乗じて、わいせつな行為をした者も、前項と同様とする。

3 十六歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)も、第一項と同様とする。

刑法176条

旧法「強制わいせつ罪」について

2023年7月12日以前の「わいせつ事件」については、強制わいせつ罪という犯罪が適用されます。

強制わいせつ罪とは、暴行・脅迫によってわいせつな行為をした場合に成立する犯罪です。

パパ活の相手が13歳未満の場合は、わいせつな行為をしただけで強制わいせつ罪が成立します。

強制わいせつ罪の刑罰は、6か月~10年以下の懲役です。

(強制わいせつ)第百七十六条 

十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。

十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

刑法176条

9.パパ活は「撮影罪」という犯罪で罰せられる?

パパ活の際に、相手女性を盗撮した場合、性的姿態撮影罪(以下「撮影罪」といいます。)という犯罪で逮捕される可能性があります。

相手の性的姿態について、相手の知らぬ間に撮影していた、相手が同意を得ずに撮影した、被写体が13歳未満だった等の事情があれば、撮影罪という犯罪に該当する可能性が高いでしょう。

撮影罪の刑罰は、3年以下の懲役または300万円以下の罰金になります。

旧法

なお2023年7月12日以前の盗撮については、撮影罪ではなく、迷惑防止条例違反の犯罪になる可能性があります。

迷惑防止条例というのは、都道府県ごとにあります。

パパ活中に盗撮をしてしまったという方は、盗撮をした地域の条例の内容を確認する必要があるでしょう。

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0.番外編┃犯罪にならないパパ活でも「離婚慰謝料」を請求される?

自分が既婚者の場合、パパ活で性行為をすれば、自分の配偶者から慰謝料を請求される可能性があります。

パパ活の相手女性が既婚者であった場合、相手女性の配偶者から慰謝料を請求される可能性があります。

男女が肉体関係を持ち、そのどちらかが既婚者であった場合、不法行為として慰謝料請求をうけるリスクがあります。

岡野タケシ弁護士
岡野タケシ
弁護士

「不法行為」は、民法709条に規定されています。

「不法行為」の概念は幅広いものです。不法行為には、不倫(不貞行為)も含まれます。

当事者の不倫(不貞行為)があった場合、不貞行為により本来の夫婦関係が破たんした場合などは慰謝料請求されることもあるでしょう。

既婚者である事実を知らなかった場合、不貞行為の証拠が無い場合などは、慰謝料請求を回避することができるかもしれません。ですが、どこまで立証できるかに左右されるものでしょう。

パパ活の犯罪…逮捕を回避するには?

パパ活が犯罪になったら示談?

示談とは、民事法上の賠償問題について、当事者間の話し合いで解決する手続きのことです。

パパ活の示談では、加害者側(パパ側)からパパ活相手や、パパ活相手の児童の親などに示談を申し入れます。

示談の流れは、まずはパパ側から謝罪をして、示談金を支払い、パパ活相手側からの許しを得て、賠償問題を解消して和解するという流れです。

示談が成立したら、示談書を作成します。

示談書には、示談金の金額、これ以上賠償すべきお金はないこと、パパ側の厳罰を求めないこと等の条項をいれます。

こうすることで、示談書があれば、どのような示談が成立したのかを証明できるようになります。

パパ活犯罪の示談の相手は?保護者と示談?

パパ活相手が成人の場合は、パパ活相手の方ご本人と示談交渉をおこないます。

パパ活相手が未成年者の場合は、その未成年者の親と示談交渉をおこないます。

親御さんの場合は、娘の性的行為の相手方に対して、激しい怒りの感情をもたれることが多いです。

金額交渉などをはじめとする示談交渉について、責任逃れととらえられてしまい示談交渉が難航することが予想されます。

そのため、示談交渉は、第三者であり、かつ法律の専門家である弁護士に依頼することが必須になるでしょう。

パパ活犯罪の示談金は?必要なお金は?

淫行の示談金の相場としては、約30万円程度になることが多いでしょう。

ですが、ケースバイケースです。

パパ活相手側の希望する金額や、パパ活の態様にもよります。

たとえば、パパ活が不同意性交等罪(強姦)にあたる犯罪になってしまったとします。

強姦事件の示談金相場は、約270万円程度と高額なものになるでしょう。

パパ活の相手側の心情のほかに、早期に謝罪に取り組んだか、じっくりと示談交渉をおこなったか等も重要です。

刑事事件で逮捕されたら、その後は、スピーディーに刑事手続きがすすんでいくので、できるだけ早いうちから、示談に取り組むのが理想でしょう。

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パパ活の犯罪…不安があったら弁護士相談?

パパ活の犯罪で逮捕されたらどうなる?

パパ活で逮捕された場合、最大23日間、警察の留置場で生活しながら取調べを受け続けることになります。

安易な気持ちで、SNSやアプリなどで出会った未成年と性的関係を持ってしまうと、取り返しのつかない事態になりかねません。

また、未成年との性行為を禁止している法律は処罰も重く、逮捕後起訴される可能性も十分に考えられます。

逮捕されてしまえば、約3日間は誰とも連絡が取れず、警察の取り調べを受けることになるでしょう。

パパ活で逮捕されてしまった場合、この時点で弁護士に依頼することも可能です。

ご家族などから連絡をもらった弁護士は、すぐに留置場などに接見(面会)に行くことができます。

まずは弁護士接見を依頼をするとよいでしょう。

弁護士に相談・依頼後に可能な活動は、おもに以下のとおりです。

刑事事件はスピーディーに進行するため、ご家族などは早めに行動されることをおすすめします。

弁護士相談のメリット

  • 弁護士による時間制限・立会人制限のない接見が可能
  • 逮捕後の身柄解放活動が可能
  • パパ活の相手側と示談交渉が可能
  • その他前科がつかないように活動することが可能

24時間365日つながる!弁護士相談予約受付電話窓口は?

アトム法律事務所では、24時間365日つながる相談予約受付窓口を設置しています

弁護士相談の予約がすぐにできるので、安心できます。

アトム法律事務所は、設立当初から刑事事件に注力してきました。

そのため、刑事事件の解決実績が豊富な法律事務所です。

逮捕されてしまえば、しばらく身体拘束をうけることになる一方、起訴されるかどうかも一定期間で決定されてしまいます。

逮捕される前から頼りになる弁護士を探すには、今すぐ弁護士相談を活用すべきです。

すでに逮捕されている方の場合でも、ご家族の弁護士相談が可能です。

警察介入事件では、法律相談料は初回無料0円(初回30分)です。

費用面の心配もないので、ぜひお気軽にご利用いただけます。

ご連絡お待ちしています。

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