
第二東京弁護士会所属。刑事事件で逮捕されてしまっても前科をつけずに解決できる方法があります。
「刑事事件 法律Know」では、逮捕や前科を回避する方法、逮捕後すぐに釈放されるためにできることを詳しく解説しています。
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淫行について弁護士が解説|淫行とは?初犯でも起訴される?

淫行についてこのようなお悩み、疑問をお持ちの方はいませんか?
- 淫行をしてしまい逮捕されないか不安だが、淫行なんて相談しにくい…
- 家族や職場にバレないように、淫行事件を解決したい
- 淫行の前科がつくのだけは避けたい
ご覧のページでは、
- 淫行についてとり扱う法律事務所の相談サービス
- 淫行条例に違反したときの刑罰
- 淫行による身柄拘束、起訴を避ける弁護士の活動
- 淫行についてよく寄せられる疑問とその回答
を弁護士が徹底解説していきます。
目次
淫行について弁護士に相談したいなら|24時間対応の相談サービス
ご自身やご家族の淫行について相談したいのに、つい身構えてしまう方は多くいらっしゃいます。
そのような方々は、
- 淫行をしてしまっただなんて恥ずかしい
- まともに話を聞いてもらえないかもしれない
- 家族や会社にバレてしまうかもしれない
このようなお悩みを抱えていることが多くあります。
ですがアトム法律事務所であれば、周囲には秘密でご相談いただき、弁護士による真摯な回答を得ることが可能です。
24時間対応の相談予約受付電話窓口って?
アトム法律事務所では、相談の予約を受け付ける電話窓口を24時間365日運営しています。
スマートフォンで記事をご覧の方は、画面下方の『弁護士無料相談のご案内』タブから、PCから記事をご覧の方は画面右上に記載されている電話番号から
それぞれコールすることができます。
予約の際は事務員がお話しを伺い、淫行事件の状況やご本人様がどのような解決を望まれるかなどをヒアリングいたします。
その後、ご相談者様のご予定にあわせた相談の予約をお取りいたします。
相談後、可及的速やかに弁護活動開始
予約受付後、お近くの事務所にご来所いただき、完全個室の相談室にて弁護士と相談していただけます。
相談後、ご依頼いただいた場合には、すぐさま弁護活動を開始します。
相談料が無料になる場合も
アトム法律事務所では、以下のような状況でのご相談については、初回30分のご相談を無料で承っています。
- 淫行の疑いにより、ご本人が逮捕、勾留中の事件
- 淫行について警察から取り調べを受けた事件
- 淫行について警察から呼び出しを受けた事件
もちろん無料相談の利用後、実際に依頼するかどうかは自由に判断していただけます。
セカンドオピニオンとしての利用や費用の相見積もりも可能ですので、お気軽にご相談ください。
淫行の弁護士費用はいくらになる?
淫行事件を弁護士に依頼する際のくわしい費用の体系は、こちらのページでご紹介しています。
アトム弁護士法人グループの弁護士費用体系は、すべての事務所、支部で共通しています。
どの支部でご相談、ご依頼いただいても料金は変わりません。
淫行は条例違反?淫行の罰則などを弁護士が解説
実際に弁護士に相談される前に、まずは「淫行」とは具体的にどのような事項なのかについて確認していきましょう。
そもそも「淫行」とはどんな行為?
淫行とは、一般的には18歳未満の青少年に対して淫らな行為をすることです。
より具体的な淫行の定義としては、最高裁で以下のような判断が下されています。
淫行の定義とは?
青少年を誘惑する、騙す、脅すなど、その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性交又は性交類似行為
または、
青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性交又は性交類似行為
性交類似行為とは、性交を模した行為や肛門性交、口や手などを用いた性交と同視できるような行為のことを指すと解釈されています。
またここでの「青少年」とは18歳に満たない者のことを指します。
「淫行」と「児童買春」の違いとは?
18歳未満の児童に「金銭など対価を渡し」その見返りとして性行為等におよんだときには、
児童買春・児童ポルノ禁止法
によって処罰されます。
児童買春・児童ポルノ禁止法の罰則は、青少年健全育成条例よりも重いものとなっています。
自身の淫行が児童買春にも当てはまる態様の場合には、こちらもしっかりリサーチしておくべきだといえます。
もしも児童買春の事件でお悩みの場合は、「児童買春は弁護士に相談|24時間受付の電話窓口、無料の相談サービスを紹介」のページをご覧ください。
実は淫行にあたらない事例とは?
なお例外として、以下のような場合は「淫行」として処罰されることはありません。
- 青少年と婚約中、またはそれに準ずる真摯な交際関係がある場合
- 青少年同士の性交
もっともご本人が真剣交際だと思っていても、裁判上は認められにくいのが実情です。
淫行の罰則は?青少年健全育成条例違反になる?
淫行をした場合、各自治体の青少年育成条例違反となり、東京都の場合ですと2年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
青少年健全育成条例は、自治体がそれぞれ独自に定めている条例で、
青少年の健全な育成とそのための環境整備
東京の青少年健全育成条例
実際に、東京都の青少年育成条例を参照してみましょう。
(略)
第十八条の六 何人も、青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行つてはならない。
(略)
第二十四条の三 第十八条の六の規定に違反した者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
(略)
引用元:東京都青少年の健全な育成に関する条例
地域によって、
- 6か月以下の懲役または50万円以下の罰金
- 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 2年以下の懲役または50万円以下の罰金
などといった刑罰となっているところもあります。
相手が年齢をごまかしていた場合も淫行になる?
相手が20歳だというので性交をしたが、実際は年齢をごまかしていて18歳未満であった、という場合に淫行で処罰されるかは、自治体によって異なるのが現状です。
どういうことかというと、相手が18歳未満であると知らなかった、つまり故意のない過失犯を罰する規定があるかどうかで、淫行として処罰されるかが決まります。
2021年1月現在、東京の条例では故意犯のみを罰する=年齢を知らなかった場合罪には問われない運用となっています。
ただ、神奈川や大阪、愛知、福岡などでは年齢を知らなかった場合でも処罰すると法文に明記されています。
真剣交際が認められて無罪になった判例はある?
実際に、青少年との真剣交際があったと認められて無罪となった判例は存在します。
ですが非常にレアケースなうえ、ご本人がそう思っていたとしても青少年側も同じ考えであるとは限りません。
(略)
判決によると、男性は副店長を務めていた飲食店で、アルバイトをしていた女子高生(当時17歳)と知り合い、06年4月ごろからデートを重ねるなど交際。同6月以降には、名古屋市内のホテルで計7回にわたり少女とホテルで性的行為をした。男性は当時、妻と子1人と3人で暮らしており、女子高生とは「不倫関係」にあった。
(略)
山本正名裁判長は判決文のなかで、「不倫」「結婚を前提にしない」というだけでは刑事罰との対象とはならず、「加害者と青少年との関係性、行為の手段方法、状況等の外形的なものを捉え、青少年の保護育成上危険があるか、加害者に法的秩序からみて実質的に不当性、違法性があるか等、これらを時代に応じて『社会通念』を基準にして判断すべき」と述べた
(略)
引用元:livedoor NEWS 2007/5/24 20:17『女子高生とのセックス 「愛」あれば不倫でも「無罪」』
この裁判の判決文では、
- 一定期間に映画を見に行くなどのデートを重ねたこと
- 女子高生も男性に対して好意を抱いており、合意や心的交流があったうえでの性的交渉だったこと
を理由に、「淫行」というには疑問が残るとして無罪判決がくだされました。
ただこれは簡易裁判所の判決です。
この判決だけを鵜呑みにし、
- 「デートを重ねた上での性交は罪にならない」
- 「相手が好意を持っているなら罪にならない」
などと判じるのは早計に過ぎます。
淫行を処罰する条例のまとめ
条例 | 青少年健全育成条例 |
---|---|
行為 | 18歳未満の青少年と淫行 |
罰則 | 東京都の条例では ・2年以下の懲役または100万円以下の罰金 |
罪にならない場合 | 真剣交際であった場合罪には問われない*2 |
過失犯 | 年齢を知らなかった場合でも多くの自治体で罪となる |
*2実務上、真剣な交際であったと認められる事例は稀
淫行条例違反で逮捕されたら?その後の流れは?
淫行はなぜ発覚してしまう?
淫行は実際に現場を見られるほか、青少年側のスマホから淫行を示すやりとりが見つかる・インターネット上の淫行に繋がるやりとりを見つけられる、などの経緯により発覚することが多くなっています。
警察はスマホの通話、通信履歴などから淫行の証拠を収集します。
淫行条例における捜査のパターンとしては、
ある日突然警察が自宅に押しかけてきて、パソコンやスマホなどを押収する
といったケースが多いです。
淫行で逮捕される条件とは?
淫行が発覚したとしても、全ての事案で逮捕がなされるとは限りません。実際に、
逮捕されてしまうかどうかは、以下の
逮捕の要件
に当てはまっているかどうかで決定されます。

具体的には淫行を示す証拠が十分にあり、かつ本人が容疑を否認していたり、住所不定であったり、スマホ内の証拠を消そうとしたなど逃亡・証拠隠滅の恐れがあれば、淫行による逮捕の要件が満たされます。
実務上は、
- 被害児童が複数人いる
- 被害児童の年齢が幼い
など、犯行が悪質で複雑な場合には逮捕される可能性も高いようです。
淫行で逮捕されない「在宅事件」とは?
もっとも淫行が発覚しても警察に逮捕されることなく、在宅で捜査が進められていく「在宅事件」となる可能性もあります。
犯行の態様が悪質とは言えない場合、捜査に協力的な場合などは、在宅事件となる傾向もあるようです。
逃亡のおそれや証拠隠滅のおそれが認められなかった場合には、
在宅事件
となります。
日常生活を送りながらときおり警察署に呼び出しを受けて、その都度取調べを受けることになります。
淫行が発覚・逮捕された後の流れとは?
淫行で逮捕された場合、または在宅事件となった場合のその後の流れは、以下のようになっています。
在宅事件の場合 | 逮捕される場合 | |
---|---|---|
① | 警察が事件を認知 | 警察が事件を認知 |
② | 警察が被疑者自宅を捜査 スマホやPC等押収 | 警察が被疑者自宅を捜査 スマホやPC等押収 |
③ | 警察から時折呼び出される 日帰りで取調べを受ける | 後日、もしくはそのまま逮捕 最大23日間逮捕・勾留される |
いずれにしてもその後警察の捜査や取り調べが行われ、その後起訴された場合には裁判が行われることになります。
ですので、弁護士に対する相談はなるべく早めにしておくと、その後の警察の取り調べへの対応方法がわかったり、裁判を避けられるような弁護活動をしてもらうことが可能になります
在宅事件となったときには、警察の呼び出しにはきちんと応じたほうが良いでしょう。
捜査に非協力的であるという事実は、逃亡のおそれや証拠隠滅のおそれを認める論拠になります。
逮捕の予定がなかった事件について、後から逮捕が行われてしまう可能性もあるわけです。
淫行で起訴される可能性とは?弁護士が解説

淫行で逮捕されても、全ての事案が裁判となり前科がついてしまうわけではありません。
逮捕されてから23日以内に検察官の判断により起訴・不起訴の決定がされ、不起訴となれば裁判になることも、前科がつくこともありません。
しかしながら、淫行条例は起訴される可能性が高い類型の犯罪です。
淫行条例違反は初犯でも起訴される?示談締結で不起訴になる?
淫行事件については、以下の条件を満たしていると起訴される可能性が大きくなります。
- 被害児童が複数人いる
- 被害児童について撮影するなど、児童ポルノの製造まで行っている
- 被害児童がとくに幼い
- 前科がある
犯行態様が悪質な場合には、初犯であったとしても起訴される可能性は十分にあります。
ただ担当検察官の裁量によっては、これらの要素に該当しない事案でも起訴されることがあります。
「被害者が18歳未満の青少年である」という事情に鑑み、検察官は非常に厳しい態度で事件に臨むのです。
淫行で不起訴になるには示談が重要?
不起訴にはいくつかの類型がありますが、淫行の場合には被害者(青少年とその家族)と示談することで、起訴猶予を目指すのが一般的です。
どんな態様の事案であれ、起訴の可能性を下げる努力は重要です。
犯行事実を認める態様のときには、
起訴猶予による不起訴処分の獲得
をめざします。

重要なのは、示談を通じて青少年とその保護者に謝罪と賠償を尽くすことです。
示談とは
裁判外で、民事上の賠償責任を当事者同士の話し合いによって決め、和解する手続き

多くの場合、青少年の家族は淫行をした相手と会おうとはしません。
ですが弁護士が介入することで、双方の意思を伝えあい、互いに納得のいく解決ができる場合もあります。
特に交渉の結果、相手方から「処罰を望まない」という旨の宥恕の気持ちを表明してもらえたり、厳罰を望まないという嘆願書を獲得できた場合、不起訴となる可能性は大きくあがります。
示談書には相手方の希望を取り入れ、示談金の支払いのほかに当該青少年に近づかないことなどが誓約として盛り込まれることもあります。
とくに嘆願書に、
今後捜査や公判に協力しない、協力したくないという旨
が盛り込まれている場合、不起訴に傾きやすくなります。
起訴の可能性 | そうとう高い |
---|---|
不起訴になる方法 | ・被害児童やその家族との示談締結 ・嘆願書の入手 などにより起訴猶予となる可能性を上げる |
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- 淫行で捕まりそう!逮捕を回避したい!
- 淫行で不起訴になるにはどうしたらいい?
刑事事件の加害者として捜査、訴追されている方は、なるべく早く弁護士に頼ることが重要です。
早ければ早いほど
- 逮捕の阻止
- 示談の締結
- 不起訴処分の獲得
について可能性が高まります。
刑事事件は時間との勝負です。
なにか少しでもお悩みのことがあるのなら、早急に弁護士事務所に相談するべきと言えるでしょう。
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アトム法律事務所は設立以来、刑事事件に注力する法律事務所として活動してきました。
淫行の事案も数多くとり扱っており、実績を積み重ねてきています。