6人の弁護士がこの記事に回答しています

「傷害」傷害事件で大学生(未成年)の逮捕後の流れは?処分は?



  • 大学生の子どもが傷害捕まった
  • 傷害逮捕後の流れを詳しく知りたい。
  • 学校にばれないで解決できる可能性は?

このページでは、過去10年の刑事専門弁護士としての経験にもとづいて大学生傷害で逮捕された場合の疑問質問にお答えします。

※掲載情報はすべて2019年の最新版です。

この記事で解説している法律

法律
刑法204条
条文
人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
刑罰
15年以下の懲役または50万円以下の罰金

1大学生の傷害事件と逮捕・学校の関係

未成年の逮捕の流れ
Q1

傷害事件で大学生(未成年)の逮捕後の流れは?処分は?

逮捕後に事件を捜査した捜査機関が、犯罪の疑いありと判断した場合、事件は必ず家庭裁判所に送られます。未成年の事件の処分は、基本的に家庭裁判所の審判によって決められます。

未成年の逮捕・釈放の流れ
Q2

大学生(未成年)の傷害事件で逮捕から釈放までの流れは?

大学生が未成年の場合も、逮捕から勾留までの流れは成人と大差ありませんが、捜査後は事件が家庭裁判所に送られます。未成年の場合には、事件を送致された家庭裁判所が、在宅審判審判不開始で釈放を決定する可能性があります。

検察官送致と保護処分の違い
Q3

未成年の傷害事件で大学は退学?前科と社会復帰は?

学生を退学処分にするかどうかは、学校側の裁量による部分が大きく、個別の事情によって左右されます。事件が検察官送致(逆送)されて、刑事裁判が開かれ有罪となった場合は未成年でも前科がつきますが、それ以外の処分で終わった場合には前科はつきません

2傷害事件の基礎知識

Q1

傷害事件の意味とは?

傷害とは、刑法204条に定められた犯罪で、「人の身体を傷害した」場合に当てはまります。傷害の刑罰は「15年以下の懲役または50万円以下の罰金」です。

現行犯逮捕と後日逮捕の違い
Q2

傷害事件は「逮捕」される可能性あり?

傷害は、犯行現場を目撃されれば、現行犯逮捕される可能性があります。また、現行犯逮捕を免れても、証拠によって傷害の容疑が固まれば、逮捕状が発行され後日逮捕される可能性があります。傷害の逮捕を避けるためには、問題となっている傷害の被害者と早めに示談を締結することが大切です。

示談の流れ
Q3

傷害事件は「示談」で処分が軽くなる?

未成年の傷害事件は、示談の有無と関係なく、事件が家庭裁判所に送致され、審判に関する判断をされます。審判では、示談の有無が処分の内容に影響する可能性はあります。

3傷害事件のポイント

示談がポイント1
Q1

前科をつけないためには「示談」が大切

未成年の傷害事件は、成人の場合と違い、いきなり起訴はされず、まずは家庭裁判所に送致され、その審判に付されます。前科を回避するためには、審判で刑事処分相当と判断されないことが必要ですが、その際に、少年自身の自省や更生の環境が整っていることだけでなく、傷害の被害者にお詫びをして、示談で許してもらえたかどうかも重要な判断材料となります。

示談がポイント2
Q2

逮捕からの早期釈放も「示談」がポイント

未成年が傷害事件で逮捕されたら、成人と同じく勾留されるか、観護措置をとられ少年鑑別所に入れられる可能性があります。事件が家裁に送られた後も、観護措置がとられる可能性がありますが、傷害の被害者と示談できれば、早期釈放につながる可能性が高まります。

弁護士相談
Q3

早めの弁護士相談で早期解決を

傷害の加害者になった場合、弁護士に早めに相談することが大切です。逮捕勾留の阻止や早期釈放、不起訴で前科回避、などの結果は、弁護士が早く対応するほど可能性が上がります。