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『高校生の窃盗』をアトム法律事務所の弁護士が解説



  • 高校生の子どもが窃盗逮捕された!
  • 窃盗逮捕後の流れを詳しく知りたい。
  • 学校にばれずに解決できる手段は?

このページでは、10年間の刑事専門弁護士としての経験にもとづき高校生窃盗で疑われた場合に取るべき対応と正しい知識を解説しています。

※掲載情報はすべて2019年の最新版です。

この記事で解説している法律

法律
刑法235条
条文
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
刑罰
10年以下の懲役または50万円以下の罰金

1高校生の窃盗事件と逮捕・学校の関係

未成年の逮捕・釈放の流れ
Q1

高校生の窃盗事件で逮捕から釈放までの流れは?

高校生など未成年の場合も、逮捕から勾留までの流れは成人と大差ありませんが、捜査後は事件が家庭裁判所に送られます。未成年の場合には、事件を送致された家庭裁判所が、在宅審判審判不開始で釈放を決定する可能性があります。

検察官送致と保護処分の違い
Q2

窃盗事件で高校は退学?前科と社会復帰は?

生徒を退学処分にするかどうかは、学校側の裁量による部分が大きく、個別の事情によって左右されます。事件が検察官送致(逆送)されて、刑事裁判が開かれ有罪となった場合は未成年でも前科がつきますが、それ以外の処分で終わった場合には前科はつきません

未成年の逮捕の流れ
Q3

窃盗事件で高校生の逮捕後の流れは?処分は?

逮捕後に事件を捜査した捜査機関が、犯罪の疑いありと判断した場合、事件は必ず家庭裁判所に送られます。高校生など未成年の事件の処分は、基本的に家庭裁判所の審判によって決められます。

2窃盗事件の基礎知識

Q1

窃盗事件の意味とは?

窃盗は、刑法235条に定められた犯罪で、「他人の財物を窃取した」場合が対象です。窃盗の刑罰は「10年以下の懲役または50万円以下の罰金」です。

現行犯逮捕と後日逮捕の違い
Q2

窃盗事件は「逮捕」される可能性あり?

窃盗は、犯行現場を目撃されれば、現行犯逮捕される可能性があります。また、現行犯逮捕を免れても、証拠によって窃盗の容疑が固まれば、逮捕状が発行され後日逮捕される可能性があります。窃盗の逮捕を避けるためには、問題となっている窃盗の被害者と早めに示談を締結することが大切です。

示談の流れ
Q3

窃盗事件は「示談」で処分が軽くなる?

少年の窃盗事件は、示談と関係なく、家裁に事件が送られ、審判についての判断をされます。審判で、示談したかどうかが処分の結果に影響を与えることはあります。

3窃盗事件のポイント

示談がポイント1
Q1

前科をつけないためには「示談」が大切

未成年の窃盗事件は、成人のケースと違い、いきなり起訴はされず、まずは家庭裁判所に送致され、その審判に付されます。前科がつかないで事件を終えるためには、事件の検察官送致決定(いわゆる逆送)を防ぐことが必要ですが、その際に、少年自身の自省や更生の環境が整っていることに加えて、窃盗の被害者にお詫びをして、示談で許してもらえたかどうかも大事な判断材料となります。

示談がポイント2
Q2

逮捕からの早期釈放も「示談」がポイント

未成年が窃盗事件で逮捕されたら、成人と同じく勾留されるか、観護措置で少年鑑別所に送られる可能性があります。事件が家裁に送られた後も、観護措置がとられる可能性がありますが、窃盗の被害者と示談することができれば、早期釈放につながる可能性が上がります。

弁護士相談
Q3

早めの弁護士相談で早期解決を

窃盗の加害者になった場合、弁護士に早めに相談することが重要です。逮捕勾留回避や早めの釈放、不起訴で前科をつけない、などの結果は、弁護士が早く対応するほど可能性が高まります。