
第二東京弁護士会所属。刑事事件で逮捕されてしまっても前科をつけずに解決できる方法があります。
「刑事事件 法律Know」では、逮捕や前科を回避する方法、逮捕後すぐに釈放されるためにできることを詳しく解説しています。
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痴漢の時効は何年?公訴時効3年、民事の時効は3年?
- 痴漢の時効は何年かかる?
- 刑事の時効と民事の時効について知りたい…
- 時効完成の条件は?
こちらでは、10年間の刑事弁護士としての経験にもとづき、痴漢と時効に関するノウハウと正しい知識を解説しています。
目次
この記事で解説している法律
- 法律
- 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(※東京都の場合)
- 条文
- 何人も、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為であつて、次に掲げるものをしてはならない。公共の場所又は公共の乗物において、衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の身体に触れること。
- 刑罰
- 6か月以下の懲役または50万円以下の罰金
痴漢|公訴時効は何年?

痴漢、公訴時効とは?
痴漢の時効は、刑事の時効と民事の時効に分けることができます。刑事の時効のことを、公訴時効といいます。

痴漢、公訴時効の期間は?時効後は?
条例違反の痴漢の公訴時効は3年です。
条例違反の痴漢事件が終わった時から3年が経って、時効が完成すれば、その後、痴漢の加害者は、検察官から起訴されることはなくなります。
痴漢|民事の時効は何年?

痴漢、民事の時効とは?
痴漢の時効は、刑事の時効と民事の時効に分けることができます。民事の時効とは、損害賠償請求権の消滅時効のことです。
損害賠償請求権の消滅時効が成立すると、痴漢事件の被害者は、加害者に損害賠償を請求することができなくなります。

痴漢、民事の時効期間は?時効後は?
痴漢の民事の時効期間は、3年です。また、痴漢事件から20年間経過すると、被害者は、加害者に損害賠償を請求することができなくなります。
痴漢の加害者は、事件から20年経つか、被害者が損害および加害者を知ってから3年が経てば、もう損害賠償請求を受けることはありません。
痴漢|基礎知識の確認
痴漢の意味とは?
痴漢は、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」(※東京都の場合)に定められた犯罪で、「人に恥ずかしい思いをさせたり、人を不安にさせる方法で、公共の場所や乗物で衣服等の上から、又は直接人の身体に触れた」場合に成立します。
痴漢の刑罰は、条例違反の場合、「6か月以下の懲役または50万円以下の罰金」です。

痴漢事件、逮捕される?逮捕されない?
痴漢事件は、犯行現場を目撃されれば、現行犯逮捕される可能性があります。また、痴漢事件の容疑が固まれば、逮捕状が発行され後日逮捕される可能性があります。
痴漢事件の逮捕を避けるためには、問題となっている痴漢事件の被害者と早めに示談を締結することが大切です。
痴漢|早期解決のポイント

示談成立で不起訴、前科なしを狙うには?
痴漢事件は、起訴される前に示談が成立すれば、不起訴になる可能性が高くなります。特に、初犯の痴漢事件の場合は、不起訴の可能性が高くなります。
不起訴になれば、前科はつかないで済みます。起訴された後でも、痴漢事件の被害者と示談が成立すれば、刑罰が軽くなる可能性が高まります。

痴漢事件は弁護士に相談!
痴漢の時効に関するQA集、いかがでしたか?時効には、刑事の時効である公訴時効と、民事の時効があり、公訴時効の期間は犯罪によって異なるのでしたね。時効に怯えることなく事件を解決するには、弁護士への依頼がスムーズです。
刑事事件解決のポイントはスピードとタイミング。早い段階でご相談いただくと、弁護士にできることも多いです。まずはとにかく、弁護士にご相談ください。
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公訴時効とは、検察官の公訴する権限を消滅させる時効のことです。痴漢の公訴時効が成立すれば、検察官は、痴漢事件を起訴することができなくなります。