6人の弁護士がこの記事に回答しています

痴漢事件と被害届の関係

  • 痴漢被害届を出されてしまった…
  • 被害届取り下げてもらう方法は?
  • 被害届提出後はどうなる?

ここでは、過去10年の刑事専門弁護士としての経験にもとづいて痴漢被害届に関するノウハウと正しい知識を解説しています。


※掲載情報はすべて2019年の最新版です。

この記事で解説している法律

法律
公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(※東京都の場合)
条文
何人も、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為であつて、次に掲げるものをしてはならない。公共の場所又は公共の乗物において、衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の身体に触れること。
刑罰
6か月以下の懲役または50万円以下の罰金

1痴漢事件と被害届の関係

逮捕状の請求・発布のながれ
Q1

痴漢で被害届を出されたらどうなる?

被害届の提出は、犯罪捜査が開始されるきっかけになります。

示談とは
Q2

痴漢の被害届を取り下げてもらうには?

被害届を取下げて貰うには、被害者と示談を結ぶのが有効です。示談書の中で、合意事項の一つとして被害者が被害届を取り下げることを明記しておきます。

起訴・不起訴
Q3

痴漢の被害届取下げの効果は?

被害届の取り下げ自体に法的効力はありません。ですが、当事者間で示談が成立し被害届が取り下げられたとなれば、検察が不起訴の判断をする可能性は高まります。

2痴漢事件の基礎知識

Q1

痴漢事件の意味とは?

痴漢とは、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(※東京都の場合)に定められた犯罪で、「正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為(略)。公共の場所又は公共の乗物において、衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の身体に触れ」た場合に当てはまります。痴漢の刑罰は「6か月以下の懲役または50万円以下の罰金」です。

現行犯逮捕と後日逮捕の違い
Q2

痴漢事件は「逮捕」される可能性あり?

痴漢事件は、犯行現場を目撃されれば、現行犯逮捕される可能性があります。また、痴漢事件の容疑が固まれば、逮捕状が発行され後日逮捕される可能性があります。痴漢事件の逮捕を避けるためには、問題となっている痴漢事件の被害者と早めに示談を締結することが大切です。

示談の流れ
Q3

痴漢事件は「示談」で処分が軽くなる?

痴漢事件は、起訴前に示談を結ぶことができれば、不起訴の可能性が強まります。さらに、初犯の痴漢の場合は、不起訴の可能性はより強まります。起訴された後でも、痴漢の被害者と示談できれば、処分が軽くなる事由として考慮されます。

3痴漢事件のポイント

示談がポイント1
Q1

前科をつけないためには「示談」が大切

痴漢事件を前科をつけないで決着するためには、被害者側と示談をすることが重要です。痴漢事件の被害者に謝罪をして、許してもらえれば、不起訴になり前科がつかない可能性は上がります。

示談がポイント2
Q2

逮捕からの早期釈放も「示談」がポイント

痴漢事件の逮捕されてから釈放されるまでの期間は、最長で23日間かかる恐れがあります。※起訴された場合は、さらに勾留が続く可能性があります。しかし、痴漢事件の被害者と示談することができれば、当事者間で事件が解決したことを捜査機関に主張でき、早期に釈放される可能性が高まります。

弁護士相談
Q3

早めの弁護士相談で早期解決を

痴漢事件を起こしてしまった場合、すぐに弁護士に相談することが大切です。逮捕回避や早めの釈放、起訴回避で前科をつけない、などの結果は、弁護士が早く対応するほど可能性が高まります。